「エコーで膝関節を観察すると色々分かった!」

 今回は大腿部・膝関節について記事にしたいと思います。

膝関節は幅広い年齢層で痛みを訴える部位です。若年層ならオスグッドシュラッターや、ジャンパー膝、高齢者なら変形性膝関節症関節水腫などがあげられます。

これらの傷病や疾患にも超音波観察装置(エコー)を活用されます。

今回は特に大腿部下部と膝蓋骨周辺のエコー画像を紹介したいと思います。

大腿部前面の短軸(輪切り)の動画です。

▼エコー画像 ① 大腿部短軸

動画でもわかるように、大腿四頭筋はきれいに大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋を抽出することができます。筋組織などに何か異常が感じたら、エコーを使って観察することが有効です。

▼エコー画像 ➁ 大腿部長軸、短軸 (筋腱移行部)

また、筋腱移行部の動画のように確認できます。

▼エコー画像 ➂ 膝蓋骨上部(屈伸)

大腿部下部の脂肪組織は2つに分かれていて、膝蓋骨上脂肪体と大腿骨前脂肪体といいます。

この間に見える低エコーが膝蓋上嚢になります。

膝関節の特徴として挙げられるのはこの「膝蓋上嚢」だと思います。貯留した水腫や血腫の観察にもエコーが使われます。

徒手検査の後にエコーを使いながら動かして確認、そして外傷性の痛みもそうでない痛みも、エコーで観察し、骨や軟部組織を左右で比較してみることで、組織損傷の有無を確認することができると思います。

年齢を問わず痛みが出る膝関節の痛みとして今回は膝蓋骨より上の大腿部下部周辺を説明させていただきました。

徒手検査と合わせて、骨や筋肉の他に脂肪体や膝蓋上嚢など細部の軟部組織が観察することで痛みの原因をより深く探れると思います。エコーをお持ちの方は是非、チャレンジして観察をしてみてください。

株式会社エス・エス・ビー
執行役員 田島 友博

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