アキレス腱断裂とエコー活用法

前回までは、超音波観察装置を使用する上で覚えておきたい用語や注意点についてご説明しました。

今回からは、実際に接骨院に来院される患者の症例、エコーを使用する先生のインタビューなどを紹介していきます。

今月は、アキレス腱断裂について画像を読影する際に必要な知識や、エコーのメリットのご説明をしたいと思います。

〇アキレス腱断裂の受傷要因

陸上競技の棒高跳びや幅跳び、バレーボールに良く見られるような、走る・踏み込む・ジャンプなどの一連の動作でふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を急激に収縮した際や、着地動作などで急激に筋肉が伸ばされた時にアキレス腱の一部または全てが切れてしまうことで発生します。

受傷好発年齢は30〜40歳代で、主にスポーツ活動中にアキレス腱に強い力がかかったときに起こりますが、50歳以上の年齢層でもスポーツ活動以外にも日常動作による受傷をすることがあります。

ある接骨院にてそろそろ閉院のころ…

バスケットボールの部活練習中に怪我をしたという患者さんが来院されました。相手のシュートを止めようとジャンプをした瞬間に違和感を覚え、その後、歩けなくなったと言います。

こんな患者が先生の所に来院されたらどう対応されますか?

きっと、問診~視診~触診腱の連続性や陥凹の有無を調べてから、徒手検査でトンプソン検査などを行うのではないでしょうか?

陥凹蝕知では、周囲の腫脹によりマスクされてしまうこともあり、陳旧例では認められないことも多いです。トンプソンテスト(シモンズテストなど)では断裂の程度が分かりません

これでは患者に対するインフォームドコンセント(施術計画の説明)「今後の様子を見ながら治療して行きましょうね…」とぼやけがちになります。

ここで、上記検査にエコー検査をプラスしてみるとどうでしょうか?

徒手検査をしながらアキレス腱自体をリアルタイムに断層像で見ることができます触診で確認した陥凹や、現局圧痛部位を可視化し、『部分断裂』なのか『完全断裂』なのかを患者さんと一緒に確認できます!

最大屈曲した際にアキレス腱の断端が近づくかなど、手術が必要なのか保存療法にするのかの判断材料の一つにもなります。

また固定の肢位の判断やリハビリを始めるタイミングの判断の材料にもなります。

ただエコー観察は「完全な検査」ではなく、あくまでも判断の材料の一つであるということを忘れてはいけません。

患者さまは自分の怪我した部位を簡便に覗き見ることができ、それにより、より正確な症状の状態の説明と治療方針の提案を受けることができます。そこまでしっかり対応してくれる先生に信頼を寄せないはずがありません。

先生も迷いながら説明することはもうありません。自信をもって、患者さんにとって一番良い施術を選択するお手伝いができます。

学校のカリキュラム変更で、医用画像の理解の中にエコーの授業が含まれ、国家試験でもエコーの問題が出るようになりました。

これからは、『怪我をみる接骨院」への原点回帰が求められているのだと思います。業界の中でもアンテナの高い先生は頻繁に勉強会に参加されています。

(株)エス・エス・ビーも、先生に有益なエコーセミナー、その名も『エコトレセミナー』の情報を随時WEB配信しています。ご興味のある人は是非、最新情報を弊社HPにアップしていますのでcheckしてみて下さい!

これからもいろいろな症例を紹介、有益な情報の発信をしてゆきますので楽しみにしていてください。

エコーセミナーの情報をcheck!
URL https://www.ssb-echo.com/

株式会社エス・エス・ビー
執行役員 青木 崇晶
画像出典:佐藤代田整骨院

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