桃山学院教育大学アスレチックトレーナー 川西 弘晃 NATA-ATC

news-kawanishi-sama

今回の記事タイトルはこちら!

アスレチックリハビリテーション実践編

【ACL(前十字靭帯)術後から競技復帰 ステージ2】

ひざのケガとして代表的なものは、靭帯や半月板損傷です。また損傷度合いによっては、手術をして約8ヶ月、半月板なら4~6ヶ月はリハビリをすることになります。

そしてその後、元のようなプレーができず引退する選手や競技スポーツを断念するケースも少なくありません。なぜ、ひざに大ケガをするとスポーツを断念しなければいけないのか?

大腿部の筋力トレーニングができる段階まで最大5㎝もの大腿四頭筋萎縮が起こります。ダッシュやジャンプなどの不安を払拭し心身ともに準備して競技復帰を目指すためにもアスレチックリハビリテーションは必要不可欠なのです。

<ステージ1;2~4週目>

引き続き関節可動域改善及び筋強度(低負荷)・バランス・歩行訓練を開始する段階です。ステージ1も取り入れながら徐々にステージ2に移行してください。プログラム前には必ずアイシングを20分実施しましょう。

①レッグエクステンション90~45°

➁仰臥位レッグカール

➂ヒールレイズ

④サイドハーフランジ

➄片足立ち

⑥バランスボールハーフスクワット

⑦つま先かかたタッチ歩行

⑧コーンフロント&サイド歩行

⑨コーンバック歩行

①レッグエクステンション90~45°

➁仰臥位レッグカール

➂ヒールレイズ

④サイドハーフランジ

➄片足立ち

⑥ハーフスクワット

⑦かかとつま先歩行

⑧歩行訓練コーンフロント&サイド

⑨歩行訓練コーンバック

理学療法士、国際カイロプラクター
Ken企画 渡辺 賢治

news-watanabe-sama

今回の記事タイトルはこちら!

基本のもの、本質のものが大事です

さて、世の中には流行りモノってありますよね。

Tik Tok、YouTube、Facebook、Twitter、Instagramなどなど…

どれが最も優れているのでしょうか?

このような問いは、ナンセンスです。

Twitterもオーナーが変わって何だかなぁ…という感じですね。

Tik Tokもどこぞの国が制裁対象にすれば途端にバンです。

YouTubeも利益率を変えられると、途端に利益が変動してしまいます。

でもこれらはツールです。

ツールに振り回されるのは、本末転倒。ツールは使いこなすものです。

新しいものは次々と生まれ、次の新しいものに取って代わられます。

ミクシーはどうなってますか?

私たち治療家の世界も同じです。

次から次にセミナーショッピングをする人たちは、新しいものを求めてしまってるのです。

それが人の心理で、抗しがたいものなのです。

そこにビジネスが生まれるのです。

エアロビクスはどうなりましたか?

世の中には「変わるもの」と「変わらないもの」があります。

木を思い出してください。

葉や実や花は毎年変わります。しかし根はどうでしょうか?

根本は変わらないのです。

やるべきことは根を張ることです。

葉や花を見て私たちは楽しみます。これは仕方のないことです。

そして根に思いを馳せることは、滅多にありません

私たち治療家は、根に思いを馳せることがいかに重要かを理解するべきです。

治療家は「基本が大事」と何度も耳にしていると思います。

治療技術に基本はありません。

私たちの診療という行為の基本は、検査・評価です。

治療技術に興味を持つより、クライアントに興味を持つべきなのです。

とはいえ、治療技術は何かしら必要です。

考え方としては、やはり「基本的なもの」「根本的なもの」です。

奇をてらった新しいものではなく、長年の実績のある技術を選択することがまずはベストです。

そして技術は1つではダメです。

金槌を持つものは、すべての問題を釘に求めます。

火事は金槌では消すことはできません。いくら金槌が歴史ある古典的な道具だとしてもです。

カイロプラクターは、問題をサブラクセーションに求めます

AKAの狂信者は、問題を仙腸関節に求めます。

いくら良い金槌を持っていても、いくら良いノコギリを持っていても、家を建てることはできません。

土地や環境のアセスメントが必要ですし、設計図も必要ですし、作業工程表も必要です。

治療家もいくら良いテクニックを持っていても、それは1つのツールに過ぎないということを理解している必要があります。

私たちは世の中をキッチリと見ることができなければ、日々変わる情報に右往左往してしまうのです。

毎年咲く花を嬉々として見るのは、たしかに良いのですが、本質である根本を見えないからと言って見ようとしないのは、あまりに想像力に欠けるというものです。

ここでお釈迦さまの教えである八正道をご紹介します。

正見……ありのままに見ること

正思惟……正しく考えること

正語……正しい言葉を使うこと

正業……正しい行為をすること

正命……正しい生活をすること

正精進……正しい努力をすること

正念……正しい信念を持つこと

正定……心をしずめて一つに集中すること

これがなかなか出来ないのです。

これを実践すれば、よい治療家になれそうです。

しかしそれだけではなく、これを実践すればクライアントも健康になれそうです。

そう考えるとすごい教えです。

さて、テクニックに戻りましょう。

中医学は歴史がありますよね。例えば灸などは良いでしょうね。

按摩、マッサージも良いでしょうね。

カイロプラクティック整体も長い歴史の中で、廃れることはありませんでした。

耳ツボ療法などもメソポタミア文明の頃からありますので、4000年以上の歴史があります。

ヨガも良いでしょうね。

とはいえ、それより大事なことは生活習慣です。八正道の実践です。

歴史が証明しているテクニックをいくつか持つのはよいことです。

大工も金槌やノコギリ、カンナなどなど…沢山のツールは持ちます。

それらを使いこなして、家を建てるのです。

私たち治療家も信頼できるテクニックをいくつか持ち根本である検査・評価を行いクライアントのことをまずは知ることから始めなければいけません。

決して名前や年齢そして痛い所だけを知っておけば良いというものではありません。

私が昔、実習生の指導をしていたとき、クライアントに対する報告で名前さえ尋ねていなかった学生がいました。

全くその人に興味がなかったのだろうと思われても仕方がないですよね。

その学生は自分のことにしか興味がなかったのでしょう。

私も患者として治療院に行ったとき、簡単に痛いところを説明すると「腰が痛いんですね。じゃあうつ伏せに寝て下さい」と言われて、いきなり腰のマッサージを始められたことがありました。

その先生は、私の支払うお金と自分の時間にしか興味がなかったのでしょう。

コメントは利用できません。

鍼灸や柔整情報のポータルサイト

無料登録はこちら