肩関節アスレチックリハビリテーション
肩のケガで代表的なものは、脱臼や亜脱臼、腱板損傷などが挙げられます。術後やそうでない場合も含め、腕が上がるか上がらないなど自分が今現在どのステージなのかを確かめることが大切です。
また、競技復帰のカギとなるポイントは患部が使えなくても患部以外の使える部分をしっかりトレーニングすること。患部が治ってからトレーニングしたのでは復帰が遅れます。
<ステージ1;0~6週>
術後固定具を外せるようになってからスタートします。運動制限と可動域改善、痛みを緩和させ筋肉の緊張を取る段階です。
- 振り子運動
- スティックROM外旋
- 肘関節屈曲・伸展運動
- ボールスクイーズ
- デスクサポートアイソメトリック運動
- シュラッグ上下
- シュラッグ前後回し
➀振り子運動
椅子に手をかけ、腕の重みを感じながら小さく左右又は円を描くように腕を振ります。痛みが無ければ徐々に振り幅を大きくします。これを5分程度痛みの出ない範囲内で行いましょう。
②スティックROM外旋
80㎝ほどの棒を用意します。肘を90°に保ち棒の先端を患側の掌に付け健側で棒を押しゆっくり外旋させ元の位置に戻します。これを10回3セット痛みが出ない範囲内で実施しましょう。
③肘関節屈曲・伸展運動
腕を伸ばし体側に固定します。親指を上に向け、しっかり指を開いて肘関節を上下に曲げ伸ばしします。ゆっくりとした動作で10回3セット実施しましょう。
④ボールスクイーズ
ボムボールを握って握力を強化します。上腕を体側に固定し肘関節90度に保ちます。ゆっくりとした動作で20回3セットを実施しましょう。
⑤デスクサポートアイソメトリック運動
腕を肩幅よりやや広めに広げ机やベッドの端の角に手を付きます。左右にゆっくり体重を移動させます。徐々に範囲を広げ痛みの出ない範囲内で10往復3セット実施しましょう。
⑥シュラッグ
立位で両肩をできるだけ高く引き上げます。ゆっくり大きく痛みの出ない範囲内で10回3セット実施しましょう。
⑦前後回し
立位で両肩を前後に回します。ゆっくり大きくできるだけ高く痛みの出ない範囲内で10回3セット実施しましょう。
上記リハビリテーションは基本痛みの出ない範囲内で行うようにしましょう。
チャンネル名:アスリハ63
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