サッカーW杯日本代表DF酒井宏樹が第5中足骨骨挫傷によりカタール・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選の残り2試合を欠場することになった。結果的にはオーストラリアに勝つことができたが森保ジャパンの右サイドバック不動のレギュラーが見舞われた右足甲の怪我は一体どんなものなのか?
第5中足骨は足の甲の部分の骨で1番小指側の骨になります。
サッカーやバスケットなどの競技中に相手方と競り合っている場面で踏まれたり強くぶつけたりした際に痛めることが多くあります。この部分はジャンプの着地動作やサイドステップや切り返しの動作ターンする際に強く負荷のかかる部分で痛みも感じやすい部分となります。
「骨挫傷」は、外部からの衝撃が原因で骨内部に損傷をきたした状態を呼びます。骨の連続性が完全に断たれた状態の「完全骨折」や一部分連続性が断たれ、骨にひびが入った状態の「不全骨折」とは分けて考えられるものです。患部の状態が不全骨折までいかず、骨の内出血を起こしている状態が骨挫傷です。
完全骨折、ヒビに比べると、最も怪我の程度が軽い事が多いですが、受傷直後は骨折との鑑別が難しいので、経過を観察する必要があります。スポーツ後に痛みが続くようであれば骨折の専門職である柔道整復師が行っている接骨院への受診をお勧めいたします。
閲覧者数 225