こんにちは。日本頭蓋仙骨療法協会、金谷です。

頭蓋仙骨療法をオステオパシーのスクールで習って27年になります。正直のところ教わった当時はあんまりありがたく思いませんでした。私が習いたかったのはむしろ脊椎や骨盤の調整で、頭蓋仙骨療法は言ってみればカリキュラムに入っていたから習っただけのことでした。

オステオパシーの脊椎、骨盤矯正は本当に効果がありました。「向かうところ敵なし」その当時は本気でそんなことを思っていました。そんな時、朝一番でギックリ腰の患者さんがおいでになりました。いつものように圧痛点を探して調整して、自信満々で「立ってみてください」。「すごく楽になりました」という言葉を期待していたのですけれど患者さんの答えは「…まだ痛いです。」そんなはずはない、そう思ったのですが何をしても変化なし。それでレッドフラッグを疑って病院の受診をお願いしました。

その日の夜診に再びその患者さんはおいでになりました。病院での検査結果を報告に来てくださったのかな?と思ったらそうではなく「画像診断では異常なし。ブロック注射をしてもらったけれど変化がありません。」とのこと。どうにかしてくれ、と言われても朝とおんなじことをやっても結果が同じなのは目に見えています。それで苦し紛れに頭蓋仙骨療法を施術してみました。そうしたらどういうわけだかその患者さん、治ってしまったのですよ。頭蓋の歪みが脊椎や骨盤に波及していたのか硬膜がどこかで制限されていたのか、それとも自律神経のバランスがどこかで乱れていたのか、今になってはわかりません。ただ、脊椎や骨盤を調整しても治らない腰痛が頭蓋をソフトに調整するだけで治ったのは本当に驚きでした。

そこから頭蓋仙骨療法にハマってしまい、気が付けば高価な医療機器や健康保険とは無縁の臨床人生を歩んでいます。現在のクライアントはストレスケアや夜尿症、チック症、学習障害、顎関節症など。それからよそで治らなかった腰痛のクライアントもおいでになります。「早く治るから」ということで保険を使わないのをご承知で来院してくださる方もおられます。

医療関係者の先生に頭蓋仙骨療法の技術をセミナーでお伝えするようになって長いのですが、かなりの割合の先生が自費専門で開業されています。それだけではなく保険治療とは別メニューで自費治療を行っておられる先生も保険治療に頭蓋仙骨療法の技術をブレンドして独自の施術を行っておられる先生も、受講してくださった先生はいろんな形で頭蓋仙骨療法を臨床の現場に持ち込んでご活躍中です。

頭蓋仙骨療法でこんなことができるようになります、ということを簡単に上げると次の三つでしょうか。

1.頭痛や眼精疲労、耳鳴り、花粉症、顎関節症など「顔」や「頭」の症状のケア

2.骨盤や脊椎を調整しても良くならない腰痛のケア 

3.自律神経の調整 バレリュー症候群や不眠、発達の問題など

さらに頭蓋仙骨療法は深いリラクゼーションをもたらしますから、カウンセリング等の心理療法とも相性がいいと、以前受講された先生が教えてくださいました。

今回、連休を利用して二日間連続のセミナーを企画してみました。頭蓋仙骨療法は正確な位置にハンドオンするだけでも効果があるのですが、頭蓋骨の動きの触診や制限のある頭蓋骨のリリース(解放)の感覚など、さらに効果と精度を上げることのできる構成になっています。リアルタイムでのセミナーでなければ体験できない「感覚」を身に着けていただくことが可能です。

内容:次のような手技を紹介していきます。内容はセミナー進行状況によって変更になることがあります。

1.頭蓋仙骨系の概説 2.適応と禁忌 3.脳脊髄液の循環を感じる 4.第4脳室圧縮(CV4)

5.環椎・後頭底リリース 6.前頭骨リフト 7.頭頂骨リフト 8.篩骨リリース 9.頬骨リフト            

10.蝶形骨の加圧と減圧 11.側頭骨テンポラルロッキング 12.側頭骨イヤープル 13.顎関節

14.ダイアフラムリリース(胸郭出口・横隔膜・骨盤底筋)15.腰仙部の解放 16.硬膜管の評価

セミナーの撮影、録音はお断りいたします。いったん振り込まれた受講料は理由の如何を問わず返金いたしません。

たとえばSOTのブロックテクニックと頭蓋仙骨療法の頭蓋骨テクニックを合わせるとか、鍼灸施術の前に緊張を緩和するとかいう風にほかの治療法との相性もいいです。また本セミナーでご紹介する第4脳室圧縮は炎症を緩和しますから、急性の症状に即効性があります。一通りの手技を30分から1時間かけて行い自費治療の柱にすることも、単独のテクニックを保険施術に取り入れることも可能です。

  • 令和6年5月3日(金 祝日)、4日(土 祝日)の二日間 午前10時から午後4時(途中休憩あり)

  • 新大阪(受講お申し込みの方に連絡いたします)

  • お申し込み方法:このメールに返信するか、cranioyasu0220@m.speedia.jpまでメールでお申し込みください。

    件名は「頭蓋仙骨療法セミナー申し込み」お名前、メールアドレス、電話番号(携帯可 緊急連絡用)をお知らせください。追って振込先をお伝えします。受講料振込をもって受講お申し込み完了といたします。

    セミナーの撮影、録音はお断りいたします。いったん振り込まれた受講料は理由の如何を問わず返金いたしません。

    申し込み締切:令和6年4月30日

  • 50000円(二日間)

  • 20名
  • 一般社団法人 日本頭蓋仙骨療法協会
  • 金谷康弘

  • https://oste-osaka.jimdosite.com/
  • +819059737296
  • cranioyasu0220@m.speedia.jp
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