からだサイエンス WEB版 準備号

【ご挨拶】

 柔整業界の業界誌『からだサイエンス』を約28年にわたり発刊し続けてきました。2021年12月で一旦ピリオドを打ち、2022年4月1日から装いも新たに『からだサイエンスネット』としてWEB版を配信していくことにいたしました。

 内容については、柔道整復師の方々にとどまらず、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ師はもとより理学療法士、作業療法士、看護師、介護福祉士の方々にまで読んでいただけるようなコメディカル専門のWEBサイトにしたいと考えております。そのためには、クリエィティブで利活用がし易い、医療現場並びに介護現場で働く人々に有益な情報サイトを目指します。

紙媒体の重要性はいうまでもありませんが、今後益々IT化の進展とAIが活躍する時代が加速していくことは間違いありません。『からだサイエンスネット』もそういった時代の要請に応え、スマホ社会に有効活用していただくためのサイトとして皆様に愛され、親しまれクオリティの高いWEB版となるよう、皆様のご協力を仰ぎたいと願っています。


災害多発国日本には柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ師、理学療法士、作業療法士、看護師、介護福祉士等、コメディカルの力が必要とされ求められています!
動乱の時代ではありますが、コメディカルの方達の地位の向上を目指し、未来に輝ける世界を構築して参りましょう!!

編集長 枝 千恵子 拝

 

【 執筆者様のご紹介 】

●WEB号は毎月の1日と16日に配信予定です。

下記の皆様は月の1日号、16日号のいずれかをご担当して下さる執筆者様です。敬称略でご案内しております。

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株式会社エス・エス・ビー
本社営業部 青木 崇晶


【記事内容】:
・エコーってどう見えるの?
・アキレス腱にエコーを使ってみた!
・野球にはエコーが必要?
など、毎月観察法やエコー使用者のインタビューなどさまざまなコンテンツを充実させて発信してゆきます。 毎回、お楽しみにしていただければ幸いです。

【読者に伝えたいこと】

エコーでビジュアル化することには様々メリットがあります。
“難しい”といったイメージをお持ちの方が多いと聞きますが、簡単になる見方や使い方のコツなどを解説していきます。

弊社は柔道整復師(接骨院・整骨院)様向けのレセプトシステムの開発・販売、団体(公益社団法人等)向けのホストコンピュータの開発・販売、超音波観察装置の販売を行なっています。
超音波観察装置については、柔道整復師の科学的な検査器具として必要不可欠なものであるとの信念のもとに、普及に力を注いでまいりました。
特に画像解析の勉強の場として『日本超音波骨軟組織学会』(以下、JSBMという)を支援して学術向上を図っています。

JSBMと共に各部位における観察のルーティーンの試行錯誤や、多くの症例とひとつひとつ向き合うなど地道な活動(支援)で、多くの柔整師が「エコーを使用する為のルール」から「観察法の技術レベル向上」までを広く共有することが可能となり、 柔整業界のエコー普及に繋がっています。
公益社団法人日本柔道整復師会 公認100周年記念事業『匠の技 伝承プロジェクト』、ケガは接骨院(整骨院)へ、のコンセプトのもと、全国の先生が柔道整復伝統の技術及び超音波観察(エコー)の実技を一堂に会して勉強しております。コロナ禍もありオンライン研修となっておりますが、弊社は『匠の技 伝承プロジェクト』運営に全面協力をしています。
弊社は柔整業界におけるエコーのリーディングカンパニーとしてこれからも普及活動とセミナー開催等、積極的に取り組んでまいります。

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株式会社リグア 田村 紘士


【記事内容】:
・接骨院業界の市場について
・成功している接骨院の考え方、取り組みについて

【読者に伝えたいこと】
今後、慢性期医療における医療費の高騰を抑えるため、政府がヘルスケア産業の政策を考えている中で、筋骨格のプロである
「柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ師」が世の中で必要不可欠であり、希望の業界だと考えております。
若い世代の方たちが、柔道整復師・鍼灸師にあこがれてこの業界に入ってくるような学生を増やしたいと考えております。
この業界がどうすれば今後なくてはならない業界になれるのかを、接骨院専門でサポートしている弊社から現場で起こっている事例を含め、伝えて参ります。

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アールエイ姿勢均整研究会
代表 青柴 龍昇


【記事内容】:
「明日から手技に活かせる脊椎運動学」
感性と理論と手技の統合が重要だと考えます。手技に応用できる脊椎バイオメカニクスをご紹介いたします。

脊椎に関して独自の考え方と手技を用いて治療技術をお伝えいたします。感性と理論と手技の統合を常に思考してまいります。

【読者に伝えたいこと】

皆様方が明日からでも実践できるように
①「仙腸関節運動学」と「手技」
②「腰椎胸椎」と「呼吸運動」
③「下部頚椎」、「上部肋骨」と上肢の3項目を順次解説していきます。

皆様がカラダサイエンスNETの更新を待ち望むような記事を書いてまいります。紙面上ですがお会いできることを楽しみにしています。

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笠井整骨院 (メディカル・ハイドロバッグ研究所)
院長 笠井 浩一


【記事内容】:
タイトル:「捻挫にも整復を、非圧縮性流体圧を使った新しい整復法」
・関節の生理と捻挫の定義
・関節捻挫と機能障害
・関節捻挫整復の理論非圧縮性流体圧を使用した具体的方法
・ケーススタディー

【読者に伝えたいこと】

現在の捻挫の概念は関節相互体の転位の無い軟組織の損傷という定義になっている。
専門書を見ても捻挫の処置の記載は有っても整復の記載はない、しかし捻挫は関節相互体の微小転位を伴う関節機能障害が本体であるために整復が不可欠であること。

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常葉大学
健康プロデュース学部健康柔整学科
准教授 上村 英記


【記事内容】:
柔道整復師が取り組む最新の研究情報

【読者に伝えたいこと】
研究最前線で柔道整復師は何を知り、探求しているのかをトピックを加えながら分かりやすく紹介する。
研究すべての結果が望むものばかりではなく、徒労で終わることもある。研究を支える信念や志なども含め情報共有できれば幸甚である。

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桃山学院教育大学アスレチックトレーナー
川西 弘晃 NATA-ATC


【記事内容】:
アスレチックリハビリテーション

【読者に伝えたいこと】

アスレチックトレーナーの川西と申します。高校卒業後、スポーツ医学を学ぶ為にアメリカ留学を決意しました。1997 年に ATC を取得し、これまでジュニアから高齢者、高校スポーツからプロスポーツ、好調な選手から絶不調で悩む選手にまで幅広い年齢層と競技種目/レベルの人々に関わってきました。

彼らのケガの管理やトレーニング指導を通じて共通して言えることがあります。

それは、スポーツを含め仕事でも好調の人ほど感覚が良い(鋭い)と言うことです。感覚を研ぎ澄ましているから結果として良いプレーができる。

ご存知の通り、運動は五感によって知覚された情報を基に脳内でイメージ化された情報が筋肉へ伝達され運動が起こります。ボールが飛んできた(視覚)からキャッチ(運動)する。つまり、人間の運動には、感覚1、運動2という順序が存在しています。

どちらか一方が欠けていても本来の正しい動き(機能改善)には至らないのでは… 運動機能を改善する為には、電気や鍼、マッサージなど感覚刺激を与えた後にリハビリ運動をすることで本来の人間が持つ潜在能力を開花させ、また効果的に機能を改善してくれるものと考えます。治療後には2~3 種目ほど状態に合った簡単なリハビリ運動を取り入れられては如何でしょう。

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合同会社一歩
代表社員 川崎 初美


【記事内容】:
 1.介護予防の始まりから現在までの変遷
 2.要支援者の特徴と関わり方
 3.自立・事業対象者の特徴と関わり方
 4.痛みのある方への接し方と訓練から自主トレへの促し方
 5.息苦しさを抱える方への・・・
 6.すぐに疲れてしまう方への・・・
 7.疾患別の特徴の捉え方と訓練の進め方(脳卒中)
 8.(関節リウマチ)
 9.(パーキンソン病)
10.(脊髄小脳変性症)
11.(認知症)
12.地域支援事業を通した住民との関わり方と、住民の力の引き出し方について

【読者に伝えたいこと】

介護保険黎明期から介護保険に関する講師の仕事をさせていただいています。介護予防が始まった頃から、現在に至るまでの変遷や、求められる内容の幅の広さについて、出来るだけ具体的にお伝えしたいと考えています。

ご利用者への接し方や、疾患別に特徴の捉え方などは、理学療法士の視点も加えて、現場で役立つ具体的な訓練内容や
自主トレ-二ングへの繋ぎ方などをお伝えしていきます。どうぞよろしくお願い致します。

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シズイ労務サポート
後藤 葉子


【記事内容】:
経営者の皆さんに助成金の活用法をお伝えします。

【読者に伝えたいこと】

「これだけは知っておいた方が良い助成金の仕組みとその申請について」をテーマとして、経営者の皆さんが事業を取り組む中で、ご利用いただける助成金を紹介していけたらと思っております。

なるべくわかりやすく、また助成金は以前に使っていたものでも変更が多数あるため、留意点等のポイント、それに合わせて新たなルールなども伝えられたらと思います。

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ニコニコ接骨院
院長 酒田 達臣


【記事内容】:
タイトル: 「接骨院の診察室で」
・問診と身体所見に基づく病態推論の進め方(実際の症例を取り上げて解説)
・紹介状の書き方と専門医受診までの段取り
・医師および他の医療従事者との連携について
・総合診療科的知識と技術の学び方
・診る側の心理と患者さんの心理
・陥りやすい間違え(ヒヤリ・ハット)
・人を救う仕事をするための心構えと哲学
・誰もが適切な医療を受けられる社会に向けて

【読者に伝えたいこと】

1995年に柔道整復師となりこれまでに様々な患者さんと出逢ってきましたが、その中で一つのことを痛感してきました。
それは「プライマリケア」と「医療連携」の大切さです。

「自分の業務範囲である“運動器の外傷”への施術に専念したい」とこちらは思っていても、現実には「そうでない患者さん」が必ず一定の割合で紛れ込んで来院されます。

これはどの診療科の医師も、その他の医療従事者も、医療に関わるすべての人が必ず経験することです。

そのとき私たちは何をすべきなのか。

「プライマリケア」を定義する言葉はいくつか示されていますが、私はこう考えています。

『目の前の患者さんが抱える病態を、自分の専門領域に関わらず、全診療科的視点と科学的な病態推論によって見つけ出すこと。

そして自分の範囲内の疾患に対して施術を施すとともに、範囲外の疾患が疑われるものについては該当する専門医に迅速に紹介することで、患者さんが適切な医療を受けられる機会をつくり出すこと。』

くも膜下出血、脳梗塞、脳腫瘍、脊髄腫瘍、悪性腫瘍、心不全などの重篤な病態から、感染症、自己免疫疾患、婦人科疾患、皮膚科疾患、精神科疾患…
あらゆる病態の患者さんが私たちの目の前に必ずやってきます。

多い年は年間500例の紹介状を専門医に書いてきましたが、そこで学ばせていただいたことをいろいろな角度から読者の皆様と共有し、一人でも多くの患者さんが少しでも早く救われるよう、皆様と共に頑張っていけたらと思っています。

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竹内整骨院
院長 竹内 廣尚


【記事内容】:
新しいweb版に参加させていただきます。竹内廣尚と申します。からだサイエンスでは「東洋医学の治療法の旅」と題して治療法や先生方の事、また、まったく違う分野の人達や出来事等を自由に書かせていただいておりました。

枝編集長より、「これからは、新しいweb版でプロの治療家の人達や、若いプロの治療家の方がたに読んでいただきたいと考えております。これまでのような様々な治療法についてご自身の体験談とその効果、応用について書いて下さい」と連絡を頂き考えました。

【読者に伝えたいこと】
私が専門学校を卒業して、この治療の世界に入って、知らないうちに50年を経過しました。

東洋医学は経験の医学と言われています。何で効果が有るのか説明がつかない、本当にそうです。

私たちが若い時、岩城秀治先生を中心に勉強会を開いておりました。岩城先生は独特なアンテナを持っていまして、色々な先生方を紹介してくれました。

そこで、勉強するにあたり、1、診断法があること、2、治療がなるべくシンプルな事、3、患者さんが来ていること。

こんな風な決め方で約10年以上、土曜日も日曜日も平日も夜遅く、勉強をしていました。休みは、盆とお正月だけ、年の初めは、1月4日から勉強会をしていました。

お陰様で治療に活かす「診断力の高めかた」という本ができました。

〇診断法が有り、治療法が有り、結果が出ます。では、なぜ?その診断法と治療法の関係のメカニズムはどうなっているのでしょうか、私はそこが知りたいのです。

今考えていますのは、関係する会社や、学会の研究会に質問してみようと思っています。皆さんも協力して教えてください。お願いいたします。

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全国柔道整復師連合会 
会長 田中 威勢夫


【記事内容】:
タイトル: 「すべての柔道整復師が平等に」
・協定や契約、団体所属や個人等を問わず、正しい情報を入手できることを目指します。

【読者に伝えたいこと】

新型コロナウイルス感染症が未だ終息の兆候が見られない中、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師(以下、「柔道整復師等」とする)の皆様におかれましては、国民医療の一翼を担い、国民の健康寿命の延伸と健康格差の縮小、そしてなにより運動器系疾患の専門家として日々ご尽力いただくことに対して、心より敬意を表します。

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御園治療院
院長 中村秀一


【記事内容】:
上肢と手の指の関係

【読者に伝えたいこと】

上肢の疾患に一つ指標となるものがあります。それは指先です。
指先の状態を観察することで、正常と異常を簡単に短時間で見分けることができます。
しかも力を使う必要はありません。

鍼灸には井穴というツボがあり、そこから全ての経絡が流れていると説明されています。DIP関節の動きに注目してみると、その全体像に法則性があることがわかります。経絡と関節の動きをつなげるきっかけになります。

ぜひ読んでいただきたいと思います。

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帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科
山本 明秀


【記事内容】:
トレーナーという仕事(初級編)
・治療院とスポーツ現場との違い
・スポーツ現場でのコミュニケーション
・医療機関との連携 など

【読者に伝えたいこと】

筆者は現在、本業とは別に何校かの高校チームにトレーナーとして関わっておりますが、コロナ禍によりチームの活動が制限される、学外者の関りを学校側から拒否される。この2年ほどはそんな影響を受けております。

世間から見たスポーツは、通常の生活が送れる上での(言い方が悪いですが)『おまけ』のような物という位置づけであると感じます。

スポーツに関わる者、中でもコーチではなくトレーナーとして関わる場合にはこのような社会状況になると声が掛かりづらくなってしまいます。

活動時間が制限されている現状では、トレーナーを呼んでのトレーニングや身体のケアよりも、技術練習に時間を使いたいということも仕方がないことだと思っています。

しかしながら、こちらを信頼してもらえれば、何とかして呼べるように各方面に働きかけをしてくれ、「通常よりも時間は短くなりますが何とか来てもらえないか?」と提案していただけるチームもあります。

今後の「からだサイエンスnet」では、トレーナーとしてチームに関わろうとしている方々の活動のヒントや、スポーツ現場で信頼してもらえる行動、あるいは2度と呼んでもらえないような要注意な行動、選手や指導者、保護者などへの関わり方などをお伝えしたり、現場で必要とされるようなスキルについても触れていきたいと考えております。

少しでもチームに必要とされるトレーナーになれるよう。誰でも良いではなく「この人に来てもらいたい」と思ってもらえるようなトレーナーに読者の方がなれるよう、お話を進めていければ良いかなと思っています。

まずは技術系のお話ではなく、チームにおける立ち位置などについて述べて行く予定です。宜しくお願いします!

次回、からだサイエンスWEB版 初回号をどうぞご期待ください!

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